味トレンドレポート・番外編「味」への好奇心旺盛な社員が、とっておきのトピックをお届けします!
キリンフリーV.S.アサヒポイントゼロ! 味の違いは!?
ピークであった1996年には6,790,299klあったビールの出荷量も、昨年は3,230,989klまでに落ち込んだ(参考:ビール酒造組合HP)。国内需要が底を打ちつつある中、新ジャンルのノンアルコールビールテイスト飲料に新たな注目が集まっている。キリンフリーのヒットを受け、他の大手3社も参入を決定。今月1日にまずアサヒポイントゼロが発売された。さて、お味はいかに!?
他のビール系飲料との違い
この時期に売られているビール、アルコール強化タイプの発泡酒、低アルコールのビール系飲料等と、キリンフリー、アサヒポイントゼロを比較してみた。図1はX軸に酸味由来のさっぱり感、Y軸に苦味由来のコクを採った二次元散布図である。 ビアテイスト飲料は他のビールなどと比べ、苦味由来のコクは低いものの、酸味由来のさっぱり感は強い。サッポロエビスに代表されるコク系のビールではなく、アサヒスーパードライに代表されるキレ系のビールをイメージさせるような味作りになっているのではないだろうか。 キリンフリーの方がアサヒポイントゼロよりも酸味由来のさっぱり感が強く、よりキレ系ビールの味わいに近い方へシフトしているのではないかと思われる。
両者の味わいはココが違う
図2は上図9アイテムの味数値を標準化し、キリンフリーとアサヒポイントゼロとを比較してレーダーチャート化したもの。 両者の違いを見ていくと、図1で見たように酸味由来のすっきり感がキリンフリーの方が強いことに加え、もうひとつ、甘味がアサヒポイントゼロの方が高いことが分かる。穀物由来の「甘旨い」感じのコクを設定した味作りなのだろうか。甘味抑え目で爽快感に特徴のあるキリンフリーとはまた違った味わいである。 9月29日にはサントリーファインゼロが、30日にはサッポロスーパークリアが登場し、四大メーカーのノンアルコールビールテイスト飲料が出揃う。機能性が変わらなければ最後にモノを言うのはやはり「味」。今月末にもう一度4つの商品の味わいを比較してみたい。これら商品の今後の販売動向も注目である。
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