創業18周年のご挨拶

これからも食文化のさらなる発展に貢献できるように
課題解決に取り組んでまいります。

味香り戦略研究所は、9月17日で創業18周年を迎えました。お客様や技術指導を頂いている大学の先生、業務提携先の仲間のご支援も頂きながら、現在に至っています。


日本の食品産業や食文化もこの期間、様々な変化が見られました。我が社は食品の「味」を数値化する手法を用いて「味」をわかりやすく表現し、味覚データベースを基軸に食にまつわるコンテンツ、マーケティング並びにコンサルティングサービスを提供する会社として成長してきました。


世界の食マーケットでは、食品ロスや食品残渣などの環境問題、高齢化社会の到来による食と福祉、食と健康の両立に向けた研究開発、宗教や食習慣の違いなど多様化する消費者ニーズとしてのハラルフード、ベジタリアン、ビーガンマーケットの成長など多種多様な課題が出てきています。持続可能な社会の実現として国連が推奨するSDGs(持続可能な開発目標)にも食に関連した複数のテーマが謳われています。


創業20周年に向けては、個人の嗜好性判定技術の普及及び一般化、当社サービスの世界への進出、30周年に向けては、食と健康を両立させるための生活インフラ、健康増進支援サービス企業として食品産業のみならずヘルスケア分野においても社会貢献に資する企業として成長して行きたいと考えています。


私たちは、今後とも人々の食への関心を喚起し、食文化のさらなる発展に貢献できるように従業員が一丸となって課題解決に取り組んでまいります。


代表取締役社長

小柳 道啓




先輩から後輩のチームメイトへ。

当社に入社した15年前、ある展示会で来客者に言われた一言は今でも忘れられません。
「お宅の会社はどうやってご飯食べてるの?」


当時は、依頼される分析の仕事などはほとんどなく、自社のデータベース作りの為の分析がほとんどでした。お客様の質問に堂々と返答できなかったことを覚えています。


それが今では、応援してくれるステークホルダーの皆様や、外部企業とアライアンスを組めるまでとなりステージが変わったなと実感しています。


たかが18年、されど18年です。
ただ、現状には満足しているわけではありません。
仲間が多くなってきたからこそ、次のステージを目指さなければなりません。
皆さまの力をお借りしながら次なる高みを望み、進化しないといけません。


行きましょう、世界へ!


研究開発本部 取締役研究開発本部長

早坂 浩史




創業18周年、思いのほか時の流れは速いものです。


15年ほど働いてみて…
常々思うことは、食べて考えることが血肉になるだけでなく、この仕事は、本業の経験値になる稀有な仕事であるということ。


もともと人と関わることはあまり好きではないのですが、食べるときに目の前の食べ物について語り、共に食べたことで、思ったより多くの仲間が出来ました。仲間が出来たら、この世はほっといてもより楽しくなりました。


これからの時代は食べることに対するハードルが上がります。絶滅危惧種への禁忌・サスティナブル運動による良識向上・商品価値の見直し・食料高騰など…それでも食べることは一生続きます。


少しでもおいしいもの・楽しいものが食べられるように個人として、そして会社の仲間たちと共に努力していきたいと思います。


研究開発部 主席研究員

髙橋 貴洋




創業18周年を迎え、お客様に感謝申し上げると共に、当社の若い仲間たちに向けたメッセージを送りたいと思います。


ドラッカーの有名な言葉に「マネジメントとは人のことである」があります。よく言われる「企業は人なり」と同じ意味です。若手社員皆さんの持続的な成長が、会社の成長につながります。


そのために必要なのは、
①想像力を身につけること
②変化への対応力を身につけることです。


想像力とは、問題が起きた時の本質を考える事であったり、相手の視点(クライアント、同僚、先輩、上司)で考えてみる事であったり、将来を想像して今何をすべきかを考えてみる事などです。これらは、とても難しい力だと思います。物事を進める時に、意識して考えるクセをつけるようにしてみて下さい。


変化への対応力ですが、会社や組織、仕事内容の変化だけでなく、世の中や自分の生活環境などの変化も今後はあります。どんな状況においても、自分自身をコントロールできる力が大事です。まずは目の前にある仕事に誠実に向き合い、取り組んで下さい。ひとつ一つの仕事が皆さんを確実に成長させてくれます。また、一人で頑張りすぎず、周りに助けてもらうことも時には大事です。


美味しく食べる事は、世の中の人たちを幸せにしてくれます。皆さんと一緒にこの素晴らしい仕事を通して、社会に貢献して行きましょう


コンサルティング部 部長

矢嶌 希望